胃の不調:症例③

小学6年生の終わりころから、食欲はあるけど食べられない。消化されない。朝食べたものが昼、夕方まで残っている。

 

無理して食べると2~4時間以上苦しくて、仕方がない。検査はすべて陰性。少し胃下垂はあるが、検査では良くなっているといわれるも実感がない。

 

「たくさんご飯を食べたい。」

20歳男性:学生

症状

  • 消化不良
  • ゲップ
  • 胃の膨満感

処方された薬

  • ガナトン(胃腸の働きをよくする薬)
  • 漢方薬

所見

根本原因:極度の猫背(肩甲骨凸)

カルテ

【肩甲骨凸→極度の猫背】

 

背部上部が大きく山のように盛り上がる。背骨は緩やかなS字のカーブを描いている。

 

骨格に付随して内臓が収まっている。背部が大きく蛇行してるので、当然腰部は前方に強制される。

 

すると、腹部に収まる内臓のスペースが狭くなる。

 

胃は左季肋部のやや下に位置するが、背部が後方に反り過ぎると、つまり猫背によって胃は下方に押し下げられる。

 

腰部は前方に出されるのを余儀なくされてるので、胃の下の腸は、上に押し上げられる。胃は本来、空腹時は小さい。食べ物が入ると、下方に膨らむ、伸びる。

 

猫背が極端過ぎるため、胃が本来の位置より下にあるため、内容物が入っても下方へ伸びるスペースがない。

 

また、腸も腰部が前方へ反った結果、本来の位置よりも上方にあるため、胃をさらに圧迫させて、症状を一層に悪化させている。

 

つまり、胃は安静時も、活動時も常に緊張状態。下にも上にも行くことができない。胃は筋肉なので、食べ物が入ると動くのだが、動けるスペースがない。

 

だから、いつも膨満感、消化不良…。

 

朝、食べたものが夜までずっと胃に残存してる。食べた直後は、胃が下方へ伸びないので、ただただ、苦しい。食欲はあるので、胃下垂の程度は少ない。

 

ポイントは極度の猫背を改善して背骨に「緩やかな」S字カーブを作って、胃の入るスペースを広げる。同時に腰部も正しい場所に戻るので、腸も機能する。

施術・経過

5月13日(初回施術日)

左脚短縮調整→胃のスペース拡大

猫背調整→背骨S字湾曲作る

5月20日

食後、消化不良、膨満感→4時間から2時間へ↓

5月27日

猫背調整→「施術後、お腹がスッキリした」

6月3日

食後の消化不良、膨満感、気持ち悪さ少し減少↓へ

6月17日

胃のスペース拡大傾向→腹部の緊張緩和↓

「主訴は良かったり、そうでなかったり」

7月1日

猫背改善傾向→主訴に変化なし

7月22日

顔色良好→内臓機能アップ↑

The deep impact整体術、施行(初のうつ伏せ寝にて)

8月13日

緩やかに改善へ→ランをスタート(意欲が出現)

9月2日

胃の緊張が再び上昇↑→左腰部・猫背が高まる

9月23日

「三食、食べられるようになった」猫背・腰部ともに良好

10月16日

胃の膨満感減、消失→Body fat6,7%を増やしたい

11月11日

weight57kgになる→三食、おいしく食べる

12月9日

週一回で野球(サークル)が始まる→元気が出る

1月6日

体力がつく→自信もつく

2月3日

フットサルも始める→意欲が出る(自らチームを探す)

3月3日

「もう少し夕食を多く食べたい」

4月5日

朝から体調良好→消化機能↑

5月7日

weight2kg↑→59kg Body fat6,7→10,0%

 食事の量が少しづつ増量

※以降も月一で継続来院中「さらに食べられる量、増加する」

まとめ

中学受験をして勉強で猫背姿勢を強制された。元々、柔軟性を保った体ではないので、固まる方向へ向いてしまった。

 

骨格が傾くと、内臓も骨格に付随してるので、内臓の収まる場所が狭くなる。家で言えば、大黒柱が傾くと、大黒柱に付いてる枝葉の柱も傾く。床も歪む。家は斜めになる。

 

当然だが、傾いた歪んだ家に住んでいたら、体調不良になる。人は動物なので、動いてる、動くように設定されている。年齢に関係なく、体は動かしたい。

 

今は、パソコンやスマホ、タブレットがあるので、目からの疲れも入るので、脳疲労を起こす。

 

脳疲労を起こすと、どうなるか?「自然治癒力」が極端に落ちる。本来の「自分の姿」に戻れなくなる。

 

いったん、落ち込むと、べースが完全に崩壊してるので、薬を飲んでも体に良いことをしても何をしても望んだ結果は出にくい。

 

座る時間が長いほど、人間は不調になる。

 

今では、焼き肉もラーメンも唐揚げも食べれる。つらい中、懸命に通院していただき感謝しかない。ありがとうございます。

運営者情報

国家資格保持者が施術
院長

初めまして!こばやし接骨院の院長、小林利忠です。

 

症状ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

今、どんなことに悩んでますか?

  • 病院で検査をしてもよく分からない不調に悩んでいる
  • 薬を飲まずに良くなる方法を探している
  • 私と同じ不調の人は良くなっているの?
  • 同じような不調の人はいるの?
  • 他院では思うような望んでいる効果が出てないけど、もし行ったら本当に良くなる?
  • 自律神経を良くする専門整体院を探している
  • もしかして私の不調は自律神経が原因なの?
  • 私のような50年以上不調でも対応してくれるの?
  • たくさん病院にかかって、もうこれ以上どうしたらいいのか?わからないし、あきらめている

当院へいらっしゃる方は本当に様々な悩みを【複数】抱えています。

 

私は不調の原因がよく分からない症状をこれまで数多く診てきました。

 

一般的な院よりも経験数はケタ違いであります。良くなった人、また、良くならなかった人も多くいます。しかし、すべてが私の財産です。

 

だから、どんな悩み、どんな心配事も遠慮なく言ってください。安心して大丈夫です。

 

良くなる過程は人それぞれで、順調に良くなる場合もあれば、良くなったりその反対を何度も繰り返して、緩やかに改善することもあります。

 

または、10回施術しても・・・だったけど、11回目で劇的に変化することもあります。

 

人の体は不思議なもので「小さな宇宙」のように感じられます。

 

ただひとつだけ、はっきり言えることがあります。それは…、

 

「今どんなに不調でも、いつだってあなたの体は良くなりたいチャンスをずっと、ずっと待っている。」

 

これまで施術経験25年以上で自律神経に特化したオリジナル施術「The deep impact整体術」を生み出しました。

 

おかげさまで実績は口コミの数と内容が「証拠」だと思っています。ありがたい限りです。感謝です。

 

もし、あなたが不調を良くして元気になって「当たり前の日常を取り戻したい」と願うなら、私はあなたのチカラになれます。

 

絶対にあきらめないでくださいね^^

 

こばやし接骨院 院長 小林利忠

経歴

  1. 花田学園 日本柔道整復専門学校(夜間部)卒業
  2. 角谷接骨院(4年間修行)
  3. 医心堂染井整骨院(3年間分院長)
  4. あやせ駅前整形外科内科(3年間リハビリ主任)
  5. ティップネス吉祥寺(マシンジムトレーナー)
  6. フィットネスクラブ青山クエスト(パーソナルトレーナー)
  7. こばやし接骨院(平成21年3月開院)

資格

  1. 柔道整復師厚生労働大臣認定:国家資格者
  2. 健康運動実践指導者(厚生労働省)
  3. 気導術(日本気導術学会)
  4. 山本操法伝承協会認定
  5. SAT調整法(日本SAT調整法協会)
  6. 救急法(日本赤十字)
  7. ケトジェニックダイエットアドバイザー

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