胃の不調：症例⑨

「自律神経の不順を良くしたい」薬は止めたいけど、不安がある。元々歯が弱い。

①腹部緊張（⧺）＝腰部緊張（⧺）→肩甲間部：緊張（＋）→胃：緊張（⧺）

②下肢関節可動域：減少↓↓→膝関節：可動域減少↓→大腿四頭筋/内転筋群：筋力低下↓→歩行荷重対応力：減少↓→歩行痛（＋）→歩幅減少↓→胃（内臓）への脚からの突き上げ減少↓→胃への刺激↓↓

腹部が緊張して胃の動きが悪くなった。

お腹が著しく固くなっていた。お腹と同時に腰部の筋緊張も同時にあった。腹部の緊張が腰部に出た。

内臓も筋肉由来である。

骨格筋との違いは、内臓は意識して動かすことができない。内臓は自律神経がコントロールしている。

つまり、内臓の不調が腰部や背部に出現する。

骨格筋の痛みや不調を越えると、自律神経の乱れが増して、人によっては胃に不調が表れたり、喉に出たり、または頭痛になったりする。

歯痛も自律神経の乱れが原因だ。

また、骨格を整えると、噛む力が強くなる。自律神経が乱れると歯が緩くなる。歯が強くなると、腹に力が入る。腹部に力が入ると、胃が挙がる。

胃を含めて内臓は血の塊だ。

血液が流れると、隅々まで栄養が届く。胃はとくに自律神経の影響を受ける臓器だ。胃を良くしてあげると、諸々の体調不良も改善される。

８０歳という年齢にもかかわらず、合計４回ほどの施術で８割がた改善に至った。

また、遠方にも関わらず、電車を乗り継いで知らない土地にいらしていただき、大変な決断だったと思う。

一度、キャンセルをして断念しているが、どうしても良くしたいという想いが強く再予約をした。最寄りの駅まで車で出て、電車を乗り継いで来院された。

正直に言うと、年齢を重ねると、腹膜が伸びてる。改善に至るまで時間が掛かる。

この方は体調が芳しくなくても、日常的に歩いていた。また、趣味の庭いじりも行っていた。体力の「貯筋」が良くなる過程を早めてくれた。

早期改善のカギは体力だ。

施術はシンプルに腹部を中心に行った。骨格の大きな歪みや腰部の傾きも見当たらなかった。原因が一つだったのも大きい。

1. 花田学園 日本柔道整復専門学校（夜間部）卒業
2. 角谷接骨院（４年間修行）
3. 医心堂染井整骨院（３年間分院長）
4. あやせ駅前整形外科内科（３年間リハビリ主任）
5. ティップネス吉祥寺（マシンジムトレーナー）
6. フィットネスクラブ青山クエスト（パーソナルトレーナー）
7. こばやし接骨院（平成２１年３月開院）

1. 柔道整復師（厚生労働大臣認定：国家資格者）
2. 健康運動実践指導者（厚生労働省）
3. 気導術（日本気導術学会）
4. 山本操法伝承協会認定
5. SAT調整法（日本SAT調整法協会）
6. 救急法（日本赤十字）
7. ケトジェニックダイエットアドバイザー