非定型歯痛:症例③

虫歯じゃないのに、歯が痛い…パニック症状もあって自由に動けない場所は苦手

43歳女性:書道教師

症状

  • 左下奥歯の痛み
  • パニック発作(美容室・歯医者→動けないところ)

所見

根本原因:生理的弯曲(⧺)

カルテ

S字カーブ【弯曲】↑↑:頚部/腰部→左側過度筋緊張【歯痛】

 

・頚部:ストレートネック(+)→短縮

・腰部:前弯(+)→反り腰

・筋緊張:左側(⧺)「左側がずっと不調」

・脚長差(+)→右側短縮→座位時:脚組み癖(+)

施術・経過

2019年12月20日(初回施術日)

腰椎捻転操法・頚部調整施術、施行→筋緊張消失(生理的弯曲へ)

 

12月25日「歯痛減少↓」

左側:緊張↓→ストレッチ操法術、施行

 

1月8日「歯痛さらに減少↓↓」

ストレートネック改善操法、施行

 

1月22日「歩行距離↑も問題なし」

風邪ひいて歯痛(+)→The deep impact整体術、施行

 

2月5日「胃腸炎に罹患した」

歯痛(±)→生理的弯曲(+)→身体状況(問題なし)

 

3月4日「1週間、左側不調だった」

The deep impact整体術、施行

 

4月3日「喉がつまる」

歯痛(-)→筋緊張(±)

 

6月9日「良好だった」

寝付き時間かかる→歯痛(±)

 

7月13日「緊張する」

頚部短縮(+)→頚部調整施術、施行

 

8月5日「歯痛あり」

ストレス遮断法、施行

 

10月28日「良好だった」

弯曲↑→The deep impact整体術、施行

 

11月4日「緊張あり」

ストレス遮断法、施行

 

12月7日「食いしばる」

ストレス遮断法、施行

 

12月18日「緊張抜けない」

タオル枕(大の字:体操)指導→ストレス遮断法、施行

 

12月26日「左奥歯痛みあり」

The deep impact整体術、施行

 

3月24日「良好だった」

セルフケア(大の字・伸び・前屈)で回復できる

まとめ

生理歴弯曲が過度に出現する。

 

既往歴に子宮筋腫があり、ホルモンバランスが乱れて過度に筋緊張がある。書道の先生なので長時間の座位時間を強いられる。

 

同じ姿勢はさらに緊張を生む。

 

結果的に緊張の許容量がマックスになり歯痛に至った。コロナ禍でお仕事の運営が変わったり、生活環境も変化を強いられて様々なストレスが掛かった。

 

心的ストレスが重くのしかかり、耐性ストレスの許容量がリミッターを越えた。

 

体の緊張ストレスの負担を軽減すれば、許容量は増えるので歯痛に至らない。施術だけで完全に良くすることはできないので、指導したセルフケアを日々実践する。

 

良い日またそうでない時を繰り返して、気が付かないうちに不安は小さくなる。やがて歯痛が潜在意識から離れていく。パニック障害も落ち着く。

こばやし接骨院