逆流性食道炎:症例②

4,5年前から逆流性食道炎に悩む。逆流性食道炎の恐怖で外食、旅行、飲み会には行けない。食事は一日一回だったが、現在は体が拒否して食べられない。

 

医師に相談しても原因が特定されず解決しない。

31歳男性:会社員(営業/事務)

症状

  • 食後の吐き気(食後すぐor1時間後)
  • ごく少量なら食べられる
  • パニック障害(急な不安・動機・息苦しい)
  • 喉のつっかえ
  • 腰痛(長時間歩行すると)
  • 右膝外側痛(走ると痛む)
  • 眼が重く、苦しい

症状の経過

病院

2018年 

・急な息苦しさ→喉の閉塞感

・大学病院で受診

 →MRI・X-P・血液検査:問題なし

・精神科受診を勧められる

・内科受診→漢方服用も改善せず

・吐き気の症状→胃腸不調 喉の閉塞感が増す

・逆流性食道炎を疑う診断→薬と食事に気を遣い適度な運動も行う(症状改善)

 

2019年

・転勤から戻る→ほぼ通常通りの日常生活へ戻る

 

2020年

・胸痛を起こす→循環器内科:受診→検査異常なし

・逆流性食道炎と考えられる→胃カメラ検査→大きな所見なし→2か月間:薬

 

2021年

・食後の吐き気、急な吐き気などで恐怖感が再び出る→外食、旅行を避ける

 

2022年7月初旬

・食後の吐き気がさらに高い頻度で起こる→呼吸器内科:受診(呼吸テスト器)

 →逆流性食道炎ではなく喘息の可能性→薬、吸入器(変化なし)

 →息苦しさ、声枯れが出る

・1カ月:体重→5キロ減少する

・ストレスの改善を勧められる→自覚がない

・食事を摂生することで次第に改善へ

 

2023年1月

・食後の強い吐き気が再発する→原因不明のまま再発を繰り返す

・首都圏の病院を検索する

・病院で改善しない逆流性食道炎が整体で良くなった記事を見つける

 →こばやし接骨院を予約

所見

根本原因:骨盤(左側上がる)

カルテ

左脚短縮→骨盤:左側挙高→左下肢:関節可動域減少↓著明

 

体の左側が短くなる→原因【椅子座位時:脚組み姿勢

 

左右差が著明→体軸が左側へ引っ張られる→正中線が左側へ→喉が押しつぶされる(喉のつっかえ)

 

胃の位置【左側】→骨盤:左挙高してる→胃のスペースが狭小へ→胃に内容物が流入する→胃:下方へ伸展不可(本来、胃は食べ物が入ると下へ伸展する)

 

しかし、胃への内容物流入不可(受け入れられないと判断される)→結果:吐き気へ

施術・経過

2023年1月27日(初回施術日)

骨盤調整:ストレッチ操法術、施行 

頚部調整→パニック緊張緩和施術、施行

 

2月3日「食べられず」

骨盤の左挙高、改善→食事に変化なし 

足関節底屈の可動域制限(+)→足関節改善調整施術、施行

 

2月10日「食欲が出てくる」

左下肢柔軟性↑→左膝窩:硬結(-)

 

2月24日「カレーライスを食べた」

吐き気が出なくなる→The deep impact整体術、施行

 

3月10日「一瞬、気持ち悪さが出る」

不安→薬服用→症状再現されず

 

4月7日「油ものも食べる」

経過良好→出張、外出とも制限なし

 

7月7日「体重5キロ増えた↑」

通常通りの食事が摂れる 

吐き気なし 喉つっかえ感なし 動悸なし→表情が明るくなる

「たまに暴飲暴食して体調がすぐれなくても、翌日にはほぼ回復する」

まとめ

脚を組んで座る

すべての原因は椅子座位時の脚組み姿勢にある。

 

クセになると常に脚を組む。寝ていても脚を重ねる。体が同じ方向へ引っ張られる。

 

私たちの体は、地球という球体の上にいる。地球上で重力に抵抗して立っている。

 

重要なのは、2本の脚でしっかり地面をとらえて立つこと。つまり、2本足でほぼ均等圧で地をとらえことで、体の中の内臓も正しい位置できちんと働ける。

 

体には「在るべき姿、形」がある。姿と形を逸すると、本来を失うので、よくわからない現象(吐き気・喉のつまり・めまい・耳鳴り・頭痛など)が出る。

 

本質(根本原因)さえ解決して、良くすれば人の本能は「幸せ」を求めているので、施術によって本来の幸せな自分をまた必ず取り戻す。大丈夫だ。

 

遠くから新幹線に乗って来院していただいた。感謝しかない。ありがとうございます。

こばやし接骨院