起立性調節障害:症例⑤

「起床して登校しようとすると、気分が悪くて学校に行けない…」

小学3年生(女の子)

症状

初回施術日:2018年9月5日

  • 気分が悪い…
  • 緊張する…
  • 少しだけ頭が痛い…
  • 顔のむくみあり

朝起きると気分が悪くて、学校に行けない。学校は大好きで行きたい。読書とダンスが大好き。朝、元気で学校に行きたい。

所見

根本原因

左脚の短縮(つまり)

 

左脚の脚長差がある。右脚に比べると短い。見せかけの脚長差がある。代償動作にて右足首の距骨が前方へ変位する。

 

脚長差のため、常にバタバタした状態で生活動作をしているため疲労が蓄積された。

 

私たち人間は重力に抗っているので、左右差があると身体全体のバランスを乱す。特に子どもは筋力と骨格が未発達なため。

施術・経過

脚長差を改善する

初回施術日(9月5日)左股関節のつまりを取り、遊びを作る。また、右足首(距骨)の変位を正常な位置へ戻す。

 

2回目施術日(9月11日)前回施術後に翌日、登校ができた。顔のむくみも消失し、脚長差も改善する。

 

3回目施術日(9月19日)体調良い。朝から登校できる。左の内転筋が痛くなる。脚長差が改善されて正常な機能を取り戻したため、筋肉痛になった。

 

4回目施術日(10月10日)学校に毎日、行けている。身体的な問題はなく全体を調整する。

 

5回目施術日(11月5日)先週から学校を休んでいる。体調が再び良くなく、起床すると気持ちが悪い。脚長差の施術を施行する。

 

眼精疲労回復の施術も同時に施行する。少し疲労が出て以前の左脚がつまる、脚長差のある不調時を一時的に思い出した。

 

6回目施術日(11月20日)今週から再び、登校ができるようになる。7回目施術日(12月21日)2週間学校に行けていない。

 

8回目施術日(1月16日)再び登校ができるようになる。脚長差と頭蓋骨の施術を施行する。

 

9回目施術日(6月17日)朝から毎日休まず、元気に登校できている。

まとめ

骨格の不均衡が起立性調節障害をもたらしたと考える。ダンスや体操を習っている。

 

その際に強制的に体をストレッチされて、正常な関節可動域を越えてしまった可能性がある。特に女の子の関節は緩い為。

 

体の不均衡状態での蓄積で疲れが溜まり、脳が正常な状態を忘れてしまったことで、脳が常に緊張していた。

 

正常な睡眠が取れなく、脳が休めなかったため、起床時に気持ち悪くなり学校に行けなかった。

 

また、読書が好きだった為、小さい字ではなく、大きな字の本に変える指導をした。

 

眼が疲れると脳疲労を起こし、回復が極端に遅くなるからだ。ただし、本はスマホやゲームと異なり画面が光らなく、刺激が強くない点が良かった。

 

もし、スマホやゲームを習慣的に過度に使用していたら、初回施術日の翌日から登校ができることはなかったと思われる。

 

良かったことは、親子とも根気よく改善の強い意志を持って来院したこと。