起立性調節障害:症例⑥

「朝がどうしても起きられない…」

高校3年生

症状

初回施術日:2019年8月30日

  • 肩コリ、首コリ
  • 背中の痛み
  • 頭痛
  • 手足の冷え
  • めまい
  • ふらつき

【服用中の薬】オロパタジン、ファモチジン、ビブラマイシン→薬を飲むと蕁麻疹が出る。 無理やり起床しているがもう限界になっている。受験生で思うように勉強ができなくて困っている。学校に行く前に朝勉強がしたい!

所見

根本原因

  1. 眼精疲労
  2. 脚長差
こばやし接骨院はどこに行っても良くならない人が来る接骨院

極度の眼精疲労がある。美大を進学希望で目を酷使している。眼鏡を掛けているが最近視力が落ちている。

 

閉眼時、眼球を触れると固さを感じられる。目は脳の一部であり、眼精疲労は脳疲労と考えられる。また、左側に体側が大きく傾いている。

 

頭位も左側に傾いている。脳は傾きを正そうとして、約5キロある重い頭を真っ直ぐにしようとして、常に緊張状態を強いられている。

施術・経過

初回施術日(8月30日)骨盤調整で脚長差を均等に近づける。眼精疲労回復の施術も同時に施行する。

 

2回目施術日(9月9日)首こりと肩こりを感じなくなる→脚長差が整う。眼球の固さも減少する→脳疲労が軽減する。しかし、起床は上手くいかず。

 

3回目施術日(9月24日)無理やり起きることも出来なくなる。起きると頭痛とめまいが酷い。眼精疲労と脚長差は改善されているので、経過を観察する。施術は初回と2回目と同じ。

 

4回目施術日(10月11日)朝、起床ができるようになる。起床時の頭痛やめまいは、ほぼ消失する。

 

5回目施術日(11月8日)不安なく朝を迎えられるようになる。

まとめ

すごく順調過ぎるくらい順調に改善した。大きな理由は、真面目にセルフケア(ストレッチ)や日常生活動作改善(座位時脚を組まない)を取り組んだこと。

 

良くなるために本人が改善に向けて高い意識(受験に向けて=やりたいこと)を持ったことだと感じる。

 

もちろん施術も大事だが、やはり受け身では思ったような改善は得られません。本人の「良くなりたい!」想いが改善のスピードをあげる。

こばやし接骨院