起立性調節障害:症例⑪

母親が7時に起こす。10時頃、遅刻して何とか登校する。6月から不調になる。朝起きると、倦怠感がある。頭痛もある。脚が重い。ふくらはぎが一日中痛い。来院動機は、子どもに薬を飲ませたくない。

小学4年生:女の子

症状

  • 倦怠感(だるい)
  • 頭が痛い
  • ふくらはぎの痛み
  • 脚が重い

小児科受診も薬は服用せず。

所見

根本原因:頚椎短縮【ストレートネック】

猫背姿勢

頚部短縮(すくむ)頭部前方凸姿勢、両肩挙高→猫背姿勢

 

常に体に力が入っている。抜けない。睡眠中もリラックス不可→交感神経優位→脳疲労→倦怠感(+)・頭痛(+)

 

猫背姿勢の代償動作(かばう)→ふくらはぎ痛:一日中(+)

施術・経過

2024年7月22日(初回施術日)

頚部調整・猫背改善療法術

 

7月29日

頚部短縮改善→ふくらはぎ痛(-)倦怠感↓頭痛↓

 

8月5日「60~70%回復」

頚部4/5:右変位(+)→ The deep impact整体術

 

8月18日「眠れるようになる」

頭痛(-)倦怠感(-)ふくらはぎ痛(-)

 

9月2日「新学期1時間目から登校できた」

頚部調整・猫背改善療法術

 

9月22日「1日だけ遅刻した」

雨の日限定→倦怠感(+)

 

10月18日 主訴(-)

お母さんより「夏休み明け、一日以外遅刻せず、朝の倦怠感、頭痛、脚の痛みなどは私が見る限りは軽くなっている気がします。」

※経過良好につき施術終了

 

まとめ

パソコンする女の子

順調に回復した3つの理由。ひとつ目、やはり発症(6月)してすぐ(7月初診)来院してくれたこと。

 

ふたつ目は薬を服用しなかったこと。最後、3つ目は教えたセルフケアを実践してくれたこと。

 

日常生活では、普段使いの枕が大人用を使っていたのが、合っていなかった。ランドセルが重かったり、端末を使ってゲームをしたり、色んな要因が重なって起立性調節障害になった。

 

原因は複数ある。

 

やはり、重要なのは「姿勢」に尽きる。いったん姿勢を崩すと、親が「胸を張って」と言えば言うほど姿勢は崩れる。

 

もし言うのなら「目線を5度あげて!」だ。

 

うつ向くから鬱になる。起立性調節障害は鬱ではないが、似たような症状だ。どんなに元気な人でもずっと下を向いてたら、ストレートネックになる。

 

ストレートネックになると、肩や背中で重い頭を支えようとしてかばう。元気の気が小さくなる。筋力の弱い子は猫背姿勢を余儀なくされる。

 

前屈み姿勢である猫背を脚でも支えなければいけない状況になる。脚も限界になると痛みになる。

 

交感神経のスイッチが24時間付きっぱなし。寝ても脳や休んでいないので、眠れてない。やっと朝起きてもだるいし、頭も痛い。

 

起きたくても、起き上がれない。体が言うこと聞いてくれない。動けないのだ。やがて、疲れ果てると、いくら呼びかけても、反応しなくなる。したくても反応ができないのだ。

 

これまで起立性調節障害の子どもたちを数多き診てきた。

 

起立性調節障害は重症から軽度まで様々なので一括りには言えないが、やはり、電子機器の影響が子どもに害も、もたらしている。

 

子どもは脳の容量が少ないので、明るい鮮明な画面と多数の情報を処理するスペックは持ち合わせていない。

 

時間を決めて上手に使ってほしい。調子のよくない時は、やらない、目の付く場所に置かない。

 

まじめで素直な女の子だったので、ハッキリ症状の経過を教えてくれた。いつも施術の参考になった。お父さん、お母さんも明るく笑顔で接してくれた。

 

前向きに進められた。感謝しかない。ありがとうございました。

運営者情報

国家資格保持者が施術
院長

初めまして!こばやし接骨院の院長、小林利忠です。

 

症状ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

今、どんなことに悩んでますか?

  • 病院で検査をしてもよく分からない不調に悩んでいる
  • 薬を飲まずに良くなる方法を探している
  • 私と同じ不調の人は良くなっているの?
  • 同じような不調の人はいるの?
  • 他院では思うような望んでいる効果が出てないけど、もし行ったら本当に良くなる?
  • 自律神経を良くする専門整体院を探している
  • もしかして私の不調は自律神経が原因なの?
  • 私のような50年以上不調でも対応してくれるの?
  • たくさん病院にかかって、もうこれ以上どうしたらいいのか?わからないし、あきらめている

当院へいらっしゃる方は本当に様々な悩みを【複数】抱えています。

 

私は不調の原因がよく分からない症状をこれまで数多く診てきました。

 

一般的な院よりも経験数はケタ違いであります。良くなった人、また、良くならなかった人も多くいます。しかし、すべてが私の財産です。

 

だから、どんな悩み、どんな心配事も遠慮なく言ってください。安心して大丈夫です。

 

良くなる過程は人それぞれで、順調に良くなる場合もあれば、良くなったりその反対を何度も繰り返して、緩やかに改善することもあります。

 

または、10回施術しても・・・だったけど、11回目で劇的に変化することもあります。

 

人の体は不思議なもので「小さな宇宙」のように感じられます。

 

ただひとつだけ、はっきり言えることがあります。それは…、

 

「今どんなに不調でも、いつだってあなたの体は良くなりたいチャンスをずっと、ずっと待っている。」

 

これまで施術経験25年以上で自律神経に特化したオリジナル施術「The deep impact整体術」を生み出しました。

 

おかげさまで実績は口コミの数と内容が「証拠」だと思っています。ありがたい限りです。感謝です。

 

もし、あなたが不調を良くして元気になって「当たり前の日常を取り戻したい」と願うなら、私はあなたのチカラになれます。

 

絶対にあきらめないでくださいね^^

 

こばやし接骨院 院長 小林利忠

経歴

  1. 花田学園 日本柔道整復専門学校(夜間部)卒業
  2. 角谷接骨院(4年間修行)
  3. 医心堂染井整骨院(3年間分院長)
  4. あやせ駅前整形外科内科(3年間リハビリ主任)
  5. ティップネス吉祥寺(マシンジムトレーナー)
  6. フィットネスクラブ青山クエスト(パーソナルトレーナー)
  7. こばやし接骨院(平成21年3月開院)

資格

  1. 柔道整復師厚生労働大臣認定:国家資格者
  2. 健康運動実践指導者(厚生労働省)
  3. 気導術(日本気導術学会)
  4. 山本操法伝承協会認定
  5. SAT調整法(日本SAT調整法協会)
  6. 救急法(日本赤十字)
  7. ケトジェニックダイエットアドバイザー

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