「自律神経=体の働きをコントロールする」
あなたの体は、寝ている時も心臓は動いている。体温や血圧は、一定に保たれているように維持されている。このような働きは、ホメオスターシスという。とても不思議な機能です。
人間の体は小宇宙だ。ホメオスターシスを保つのに頑張っているのが自律神経だ。
神経というと、頭に浮かぶのは、運動神経だろう。自分の意思で動かせられないのが、自律神経だ。運動神経は、腕をあげる時に頭が命令を神経に指令を送って初めて腕が動く。
大事なのでもう一度言うが、自律神経は、自分の意思では動かない。心臓に「ゆっくり動け」と命令しても動かない。
「2っの自律神経が、体の動きを円滑にしてくれる」
①交感神経②副交感神経に分けられる。「交感神経=活動する神経」日常生活で心臓や血管の働きを高める神経。精神的な活動を活発にする。「副交感神経=休息する神経」睡眠やリラックスるす時に使う神経。
体を円滑に動かす為に、交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)は、お互いにリズムを取っている。副交感神経は車で言えば、ブレーキ。眠る時などに脳からリラックスホルモンを出す時に働く。
しかし、緊張でアクセル(交感神経)が強く働くと、副交感神経の働きが抑えられて、ブレーキを踏みながらアクセルも踏んでいる。「眠れない、寝てもすぐに目が覚めてしまう」ことになる。
「大脳が自律神経に作用する」
脳(視床下部・大脳辺縁系・大脳皮質)は3層構造である。自律神経は、視床下部にある。大脳皮質(人間の高度な精神活動を担う)大脳辺縁系(喜怒哀楽・食欲・性欲・睡眠欲・集団欲など本能的など本能的な欲求を司る)
大脳辺縁系で出された欲求は、視床下部から自律神経に伝わり最終的に心臓・血管・肺・胃腸などに、届く。
「欲求をガマン?すると自律神経のリズムが乱れる」
人間は、大脳皮質で、「考える・感動する・記憶を整理して未来に備える」なんて働きがある。人間にしかない働き。しかし、場合によって、人間の本能的な欲求までも抑制することになってしまう。
人間の本能的な欲求(食べたい・寝たい・愛し合いたい)や喜怒哀楽の感情をセーブしていると、脳(大脳皮質・大脳辺縁系・視床下部)の3っの連携が、乱れます。
そして、大脳(人間の知性と欲求)と視床下部(自律神経の中枢)のコミュニケーションが乱れ、自律神経が円滑に働かなくなる。
「脳は、ストレスを受けやすい」
条件反射って、聞いたことありますか?食事に時間にベルの音を聞くだけで、よだれが出るというものです。条件反射は、大脳皮質で生まれます。食欲と音を感知する場所は、それぞれ異なる場所にある。
2っを同時に刺激すると、音だけで食事だとわかるようになる
(条件反射)
交通事故のニュースを聞いた人が、乗り物に乗ることを想像しただけで、突然、心臓がドキドキしたり、息苦しくなることがある。これも条件反射です。
とくに、不安な時、心臓がバクバクしたり、息苦しくなったり、めまいがしたり、ストレスで、胃がキリキリしたり、便秘になるのは、条件反射が作動しているからです。
心臓や内臓、血管は、条件反射が出やすい、体の反応です。
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