起立性調節障害:症例④

頭痛がガンガンして起きられない

中学2年生(男子)

症状

初回施術日:2019年2月22日

  • 頭がガンガンする頭痛
  • めまい
  • ふらつき
  • 疲れやすい

2019年2月初め頃から。ちょうどインフルエンザに罹患して体力が消耗して以来、学校に行けず。朝起きても頭痛で動けない。

 

内科にかかるも具体的な改善の糸口が見えず。症状を調べると起立性調節障害に当てはまった。学校へ行きたい。遊びたい。

所見

根本原因

極度のストレートネック眼精疲労

 

趣味がパソコン、ゲーム、読書でうつむき姿勢でいる為、頚椎と眼に過度な負担をかけている。

 

また、中学生はカバンが重く、登校距離が長いのも要因になっている。

施術・経過

ストレートネック・眼精疲労の改善

初回施術日(2月22日)全身のストレッチを施行する。著しく前屈の可動域制限が強い。腰椎の前弯(反り腰)角度がきつい。

 

首は真っ直ぐで腰は前に反り返る体型。

 

2回目施術日(2月27日)前回施術後、2日間午後から登校できた。頭痛が楽になり起床後の動作が少し改善される。

 

3回目施術日(3月9日)起床時の頭痛は残存する。眼精疲労が著しい(←メガネの強度を上げた)メガネの度を下げるように指示をする。

 

4回目施術日(3月23日)頭痛減少も倦怠感がある。登校時間が14:00→13:00へ1時間早まる。

 

5回目施術日(4月5日)起床後の頭痛が緩和される。著しい首の筋緊張が減少してストレートネックが改善される。午前中、行動できるようになる。

 

6回目施術日(4月18日)1時間目から登校が可能になる。反動で疲れが出る。

まとめ

前屈み姿勢

眼精疲労によって脳が誤作動を起こしたと考えられる。趣味がパソコン、ゲーム、読書、部活もパソコンで眼を酷使した。

 

また、座位を強制され骨盤が後傾姿勢になり、自分本来の楽な姿勢が分からなくなった。

 

運動の習慣がなく前屈が苦手な為、より前屈み姿勢が助長された。

 

メガネの度を上げ過ぎて、見えすぎることによって眼精疲労が増長されて脳が誤作動を起こして、起立性調節障害になったと考えられる。

 

メガネは注意して使って欲しいです。

こばやし接骨院