頭痛:症例①

頭痛

「10年前から毎日、頭痛に悩んでいる」

36歳女性 保育士

その他の症状

初回施術日 2018年10月2日

  • 首肩のコリ、痛みが常にある
  • ときどき手がしびれる
  • 腰痛がある
  • ときどき膝に痛みが出る
  • ふらつく
  • 生理痛がひどい
  • 下痢をする
  • 寝た気がしない
  • いつも疲れている
  • 昨年から逆流性食道炎になった

保育士という仕事柄、徐々に体に無理が重なっていよいよ耐えきれなくなり、頭痛以外にも様々な不調が表に出るようになった。

 

頭痛はほぼ毎日あり、ロキソニンを服用するも効きが悪くなり、次第に薬が強くなる。薬の副作用で胃を痛める→逆流性食道炎へ「とにかく頭痛を何とかしたい」「好きな登山や旅行を痛みを気にせず楽しみたい」

所見

根本原因

腰椎の可動性がなくなる→ストレートネック

 

仕事柄(保育士)抱っこや中腰姿勢が多いため、腰に極度の負担がかかる。腰の筋肉が緊張して腰椎の可動域が狭くなる。

 

腰が動かなくなると、首肩に自然と力が入ってしまう。抱っこ動作が苦しくなる。力が抜けなくなるので、首がつまり結果的にストレートネックになり、頭痛を誘発する体になる。

施術・経過

骨盤のズレ:矯正する【ボキボキしない】

カルテ

初回施術日(10月2日)土台である骨盤を整える。左脚が短く脚長差がある。また生活習慣のくせである座位時の脚組みを止めるように指導する。

 

2回目施術日(10月19日)少し間隔が空くも、頭痛が出たのは一度だけだった。食欲も睡眠もとれた。腰を中心に脚の施術を施行する。ハムストリングスと腸腰筋の可動性を高める。

 

3回目施術日(10月31日)左腰部に痛みはあるも不調は減る。腰椎の可動性が獲得可能になり、ストレートネックが改善傾向へ。

 

4回目施術日(11月14日)頭痛は良くなる。薬の服用も無くなる。腰椎の可動性がきちんと出現する。

 

5回目施術日(12月17日)体調が良くなり活動量が増し疲れが蓄積されて風邪を引く。

 

6回目施術日(1月16日)再び脚長差が出る。左脚が見せかけの短縮へ→骨盤矯正施行する。かばって左膝に痛みが出る。

 

7回目施術日(3月13日)頭痛が3回ほど出るも、薬に頼らなかった。やはり左腰の可動性が落ちていた。仕事の疲れによる。

 

8回目施術日(6月10日)仕事の負担が増える。頚椎が変位する→矯正を施行する。オーバーワークで食いしばりが生じて、右下顎骨が狭くなる。

まとめ

お客様の声

保育士さんの仕事は体と心に負担が掛かる。体は悲鳴を上げているのにも関わらず、仕事量は増える一方…。

 

同僚も体を壊し、その負担が来る「負の連鎖」で心身共耐えきれなくなる。小さい子どもや赤ちゃんが相手なので、視線を合わせるために腰をかがめる。抱っこをする。常に腰にストレスが掛かる。

 

何とか頑張って持ちこたえていたが、腰→背中→首肩→頭痛になる。そして、鎮痛剤を服用して胃腸の調子が悪化して、逆流性食道炎に発展する。

 

職業によって根本原因が全然違ってくる。また、女性が痛みに強く頑張ってしまう、またはやらざる得ない状況になっている。追い込まれる前に、来て欲しい。