満員電車でパニック発作が出て以来、電車に乗るのがこわい…
30代女性 会社員
症状
初診日:29年6月3日
- 肩こり
- 背中のこり
- めまい・ふらつき
- 貧血
- 眠れない
- 便秘
平成29年3月に職場が変わる。デスクが低く椅子を下げると股関節の屈曲が強くなる。環境の変化が有り。既往歴:子宮内膜症
4月に満員電車に乗車中、緊急停止してパニック発作が出現する。
所見

【原因】側弯(左腰)
側弯があり、左に体軸(正中線)が傾く。代償動作にて左股関節に屈曲制限、外転外旋する。
左股関節が緩い。腰と股関節を無意識で守るため脚組みが癖になる。
仰臥位寝が不可(→側弯があり、常に腰背部の筋肉が緊張状態のため)つまり、睡眠も浅くなり寝ても疲れが取れない。
主訴である肩こりが強くなる。ストレートネック無し。頚椎の目立つ側弯も無し。
施術・経過
【根本原因】側弯(左腰部)
精神的ストレス緩和のためストレス遮断法を施行する。全身の緊張緩和のためストレッチも合わせて施行する。左股関節の屈曲動作で運動痛有り。
子どもの頃から前屈が苦手。柔軟性の低下が有り。側弯症状が原因と考えられる。体幹(腰)がロックして、筋肉の動きを制限している。
1回の施術でめまいは改善される。理由は骨格筋の緊張が緩んで正中線が安定したため。3回目で60%回復したと実感あり。
しかし、左腰の緊張感も有り、肩こり感も有り。理由は、良くなったりそうでなかったりを繰り返して改善するため。次第に好不調の波が穏やかになる。
やがて、自分自身が持つ「回復力」で良くなる。
8月26日の来院時には、パニック障害の不安はほぼ消失する。混雑していなければ、急行電車に乗れる。
側弯も80%回復する。80%になれば自然治癒力で残りの20%は良くなる。
セルフケア・生活習慣改善
- 椅子に座る際、脚を組まない
- 床に座位時、横坐りしない
- 赤ちゃん万歳(胸郭を広げる)
- 呼吸法(自律神経をコントロールする)
- 側弯を改善する体操
まとめ
パニック障害の起因歴として側弯の影響が大きい。体の軸(正中線)が乱れると脳の位置がズレる。やがて、脳が疲労を起こす。
さらに追い討ちを掛けるように、パソコン仕事やスマートフォンで脳がさらに疲労する。
①脳が正しい姿勢をわからなくなる→②体の緊張が取れない→③眠れない→④疲れが取れない→⑤脳疲労が加速する→⑥パニック障害へ
既往歴の子宮内膜症も側弯が影響している。骨盤は器だから、器が傾けば中に入っている物もストレスを受ける。
つまり、根本原因である側弯を改善すると、パニック障害、肩こり、子宮内内膜症も良くなる。心身共健康になり望んでいる妊娠が可能になる。
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