約13年間、パニック障害に悩む…
30代男性:自営業
平成29年9月:初診
症状
- 肩こり
- 不眠
- めまい・ふらつき
- 下痢(姿勢を正すと)
- 猫背
- 眼瞼痙攣(自覚症状なし)
12、3年くらい前から不安、緊張が強くなる。薬で症状を抑える。電車は乗れない。居宅内自営業者のため、一日中パソコンの前で仕事。
これまで、マッサージや整体など通院するも自分が納得できる結果が得られなかった。
所見
股関節の開排が著しい。仰臥位の際、足部が完全外転してしまう。よって、骨盤が後傾する。
背骨が後ろに倒れる→猫背→肩こり→正中線が逸脱して自律神経の不調へ。
正中線がズレると、脳が疲れるので眼瞼痙攣が多くなる。自律神経失調症の9割は閉眼時の痙攣が著しい。
肩に体の疲れが出ているだけで、触ると肩に筋緊張なし(※肩は凝っていると感じているだけ、崩れた股関節が根本原因)
施術
股関節を閉める施術を徹底する。3回目の施術で股関節が閉まる。眠りに変化が出る(12:00〜5:00まで睡眠)
4回目で風邪をひく。股関節の開排が消失。今までの体の使い方が変わり体に疲れが出て風邪をひく。
5回目来院時の11月には、不眠はなくなりよく眠れる。肩こりも消失。自覚のない眼瞼痙攣も完全消失へ。
以降、外出時、薬の服用なしでも不安、緊張は解ける。
指導したセルフケア
- 股関節を閉める体操
- 正しい椅子の座り方・コツ
- 武将座り(あぐらのかき方)
- 腸腰筋のストレッチ
- 楽にできる前屈ストレッチ
まとめ
長年、悩んで病院や施術院へ通うも思うような結果が出ないために、間違ったセルフケアをしていました。かえってマイナスに働いていました。
今は、youtubeでストレッチや体操などの情報が手軽に入ります。しかし、現時点での自分の体の状態に合っていない、と症状は悪化します。
重要なのはタイミングです。段階を踏む事が大事です。症状改善には、順序があります。
順調に改善したのは、施術の効果だけでなく、私が指導したセルフケアを真面目に取り組んでくれたためです。
当院でセルフケアを重視しているのは、良くなろうという意識を持つ事です。意識を向けるだけで、改善します。
パニックや緊張、不安の根本原因は「股関節」でした。股関節は体のエンジンです。エンジンが動かなくなれば、体調は悪くなります。
でも、股関節をしっかり機能させれば、自律神経の体調不良は改善されます。あらためて、股関節の大事さを認識させられました。
男性は、椅子に浅く座り脚を組んで座るので、骨盤が後傾します。日常生活の悪い癖の積み重ねが、パニック症状を招いています。
お電話ありがとうございます、
こばやし接骨院でございます。