パニック障害:症例⑨

「学生時代に貧血で電車で倒れて以来、通勤電車が不安…」

20代女性:会社員

症状

初回施術日(令和2年1月24日)

  • 日常的に喉のつっかえ感がある
  • 吐き気
  • 動悸

8年前にパニック症状が発症するも良くなる。2年前に東京転勤になり再発する。密室が苦手。何とか混む時間帯をずらして電車には乗れている。

 

心療内科で処方された薬を服用中。飛行機に乗りたい!

所見

根本原因:左腰部の筋→座位時に脚を組む癖

カルテ
  1. 見せかけの脚長差あり→左骨盤挙高
  2. ストレートネックあり→代償動作
  3. 眼瞼痙攣著明→脳疲労

施術・経過

令和2年1月24日

骨盤調整→脚長差を整えて左腰部の筋緊張緩和

2月1日

ストレートネック調整→心身の緊張の緩和 見せかけの脚長差が改善されて「体が軽くなる」

2月8日

喉のつまり感消失する 頚椎と腰椎が整う→生理的弯曲【S字カーブ】が再現される

2月22日

電車が緊急停止しても不安が減少する 眼瞼痙攣も消失する

3月14日

生理不順が解消される リモートワークで腰痛あり

まとめ

日常生活で椅子座位時に脚を組んだり、高い枕を使ったりして気が付かないうちに徐々に身体を崩してしまった。学生時代に電車で倒れたトラウマもあった。

 

パソコンでのデスクワークの姿勢も起因している。バレエをしているので関節の可動域は充分だが、筋肉の柔軟性は落ちていた。

 

体が柔らかい定義は筋肉の質感である。ベタッと脚が開くから「柔らかい=良い」わけではない。椎体が変位することが無かったので、順調に回復した。

 

左脚の短縮で体幹である腰が常に左下方に引かれて、重力に対して、帳尻を合わそうと姿勢を保つため、人は無意識に真っ直ぐになろうとする。

 

おのずと首も自然に力が入って、緊張が高まりストレートネックを作った。正中線(体の正しいライン)が自分の安全領域から逸脱した結果として、喉がつっかえる感じに陥る。

 

やがて、脳がアンバランスな身体状態に耐えられなくなりパニック症状が出た。