息苦しい:症例①

「息が苦しい、詰まる」

41歳:主婦(在宅ワーカー)

症状

初回施術日:2019年10月16日

  • 息が苦しい、詰まる感じがする
  • ずっと昔から首と肩のこりがひどい
  • 頭痛がある
  • ぎっくり腰を年に1回は起こす
  • 右膝が痛い
  • 生理痛と生理不順

2019年1月から息が苦しく、詰まる感じがする。近所のメンタルクリニックを受診する。小学1年生と年長の子どもがいる。家の片付けをしたい。

所見

根本原因:骨盤→左への変位

カルテ

骨盤が極端に左側に傾く。骨盤は土台なので、傾くと背骨も同じように左に傾く。頭も左へ曲がる。

 

曲がった傾いた身体を真っすぐにしようとして、常に首肩に力が入って抜けなくなった。

 

その負担が腰にきたり、膝にきたり頭痛になったりして、身体中いろんな箇所が不調になり不安がより一層増す。

 

力が抜けなくなって息苦しさや詰まったような症状が発生している。腰も膝も首肩も左に傾いた自分の身体の軸を支えきれなくなってしまった。

 

骨盤が傾くと、子宮や卵巣の正常な角度から逸脱するため生理痛や不順になる。

施術・経過

初回施術日:2019年10月16日

骨盤調整と腰部施行 目的→身体軸を中心に戻して正常な位置を教える

10月23日

家族が家に居ると息苦しさを感じる ストレス遮断施行する→腹部中心にて

11月6日

健康診断で身長がプラス1センチだった→肩こりと生理痛が減少 身体中心軸が正中線に近い位置に戻る

11月28日

眠ると疲労が回復するようになる→イライラが減る 息苦しさも消失する

1月17日

疲れを感じなくなった→熟睡できる 身体の不調は無くなる

まとめ

初回施術の際、ズボンの中心線が明らかに左に寄っていた。椅子座位時に脚を組む癖は無かった。自分では気が付かない身体の傾きストレスが強くなった。

 

いつの間にか、日常生活に徐々に影響を及ぼした。身体中心軸が傾くことは、脳にはストレスであり、その傾いた姿勢が自分本来の身体であると、脳が誤解してしまった。

 

正しい位置関係に戻れなくなった。

 

喉は管(ホース)なので、身体傾きがあるとホースは寄れて捻れる。年齢と共に筋力が落ちるので、跳ね返す力が落ちた結果、自力で元の位置に戻せなくなった。

 

身体の傾きや歪みは、私たちの脳にとっては大きなストレスである。暑い寒いや気象の変化もストレスであり、人間関係などもストレスである。

 

人間にはストレスが入る許容量がある。しかし、身体に関わるストレス(傾き・歪み)を施術で減せば、今ある身体の悩みはもちろんプライベートな悩みも軽くなる。