小学生高学年の頃から嘔吐反射が出る。当初は軽症ですぐに収まった。就職を機に再発もいつの間にか消える。しかし、ここ数年で再燃し過去最悪にひどい。
生きているのが苦痛なほど、神経性嘔吐反射と思われる症状で悩んでいる。
人との会話中に出るので、えづきを抑えるので必死になり相手の話しを聞ける余裕はない、適当な相槌にならざるを得ない。仕事ではミントタブレットでどうにか凌いでいる。
プライベートも仕事も心底楽しいとは思えず。本当に悩んでいる。薬で最悪な時よりは緩和したが、嘔吐反射は止まらず苦しんでいる。
55歳(男性):会社員
症状
- 声がつまる(声帯が押し付けられる感じで咄嗟に声が出ない)
- ゲップ(胃が空気で張る。嘔吐反射が激しい時は出し切るとスッキリする)
- 五十肩(今年になって右肩が挙がらない。腕を上げる、後方に回すと痛い)
- 肩こり(定期的にマッサージに行くも良いのはその時だけでいつも酷いと言われる)
- ぎっくり腰(4年前から年に1回なるも、今年はもう3回なった)
処方された薬
- 半夏厚朴湯
- 大柴胡湯去大黄
- ピーゼットシー
所見
根本原因:背部の過度超緊張
①背部の筋肉:過度超緊張
②下肢:柔軟性の低下
おそらく、痛みや不調に対して我慢ができてしまうタイプである。ふつうは、ここまでは耐えられないはず。
声が出ない、えずく前に何らかのサインが出ていた。もしかしたら、体の発するサインをスルーしてしまったのかもしれない。
内臓緊張も著明【我慢の限界】
小学生の高学年から嘔吐反射があったので、そのころから例えば、首が痛い、背中が痛いなど青信号点滅のサインがあったのかもしれない。
とにかく、骨格筋、内臓の筋肉、すべての筋肉が異常に固くこわばる。神経が立ってすべてセンサーが過敏に引っかかる。
神経性嘔吐症の改善には全身の筋肉を緩める、に尽きる。
施術・経過
令和3年9月7日(初回施術日)
腰背部(脊柱起立筋)を中心に施術→「今日はすごく楽」セルフケア指導→(タオル枕・立位前屈)
9月11日
腰部の筋緊張:軽減→主訴に変化なし セルフケア指導→(タオル前屈)
9月20日
腰背部(脊柱起立筋)施術+ストレッチ操法→変化なし
9月29日
「体自体は軽くなった」→声はつまる、えずきは変わらず
10月15日
声が出る→「気持ちが楽になった」骨格筋、内臓筋ともに緊張軽減↓
10月29日
嘔吐反射が減る 関節可動域の制限減少 内臓操法→膝打ち施術時の痛み減少
11月12日
骨格筋の超過緊張大幅に減少へ→「70%回復へ至る」
12月3日
内臓筋のみ緊張あり→Deep impact整体術、施行
1月8日
緊張あり→仕事でお客様と話す時のみ
2月7日
体調がすこぶる良い→引き続き、腰背部及び内臓中心に施術
3月12日
柔軟性やや低下→寒さで緊張あり
4月9日
嘔吐反射が潜在意識から消えた→皮膚のこわばりが消失
5月21日
良好→メンテナンスへ移行「不安がなくなる」
まとめ
背中全体の筋肉のこわばりが顕著だった。これほどまで固くこわばると赤信号のシグナルになる。神経性嘔吐症(反射)になるのには、必ずどこかに原因がある。
原因があれば根本を徹底的に良くする。
得たい結果(治す)=時間(根本原因の解決)×行動(施術レベル)
ストレートに得たい結果にたどり着くこともあるし、そうでないこともある。そうでない場合は、方向性(根本原因)が違うか?たんに施術者のレベルが低いのか?だ。
また、患者さんが「早く良くしたい想い」が強いと、仕事より来院を第一優先にする。施術者にとってこれほどありがたいことない。
また、一生懸命にセルフケアにも取り組んでくれた。患者さんの「良くなりたい意識」と私の「良くしたい意識」がリンクすると、お互いが望んだ結果にピッタリなる。
「普通に生活がしたい」「ただただ普通の生活を求めているだけです」「この神経性嘔吐症のせいで人生の大半を損しているし、制約も受けている」
いま、予診票に記入した「気兼ねなく友だち付き合いをしたい」ができてる。誰にでも、良くなる可能性は大いにある。あきらめない。
運営者情報
初めまして!こばやし接骨院の院長、小林利忠です。
症状ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今、どんなことに悩んでますか?
- 病院で検査をしてもよく分からない不調に悩んでいる
- 薬を飲まずに良くなる方法を探している
- 私と同じ不調の人は良くなっているの?
- 同じような不調の人はいるの?
- 他院では思うような望んでいる効果が出てないけど、もし行ったら本当に良くなる?
- 自律神経を良くする専門整体院を探している
- もしかして私の不調は自律神経が原因なの?
- 私のような50年以上不調でも対応してくれるの?
- たくさん病院にかかって、もうこれ以上どうしたらいいのか?わからないし、あきらめている
当院へいらっしゃる方は本当に様々な悩みを【複数】抱えています。
私は不調の原因がよく分からない症状をこれまで数多く診てきました。
一般的な院よりも経験数はケタ違いであります。良くなった人、また、良くならなかった人も多くいます。しかし、すべてが私の財産です。
だから、どんな悩み、どんな心配事も遠慮なく言ってください。安心して大丈夫です。
良くなる過程は人それぞれで、順調に良くなる場合もあれば、良くなったりその反対を何度も繰り返して、緩やかに改善することもあります。
または、10回施術しても・・・だったけど、11回目で劇的に変化することもあります。
人の体は不思議なもので「小さな宇宙」のように感じられます。
ただひとつだけ、はっきり言えることがあります。それは…、
「今どんなに不調でも、いつだってあなたの体は良くなりたいチャンスをずっと、ずっと待っている。」
これまで施術経験25年以上で自律神経に特化したオリジナル施術「The deep impact整体術」を生み出しました。
おかげさまで実績は口コミの数と内容が「証拠」だと思っています。ありがたい限りです。感謝です。
もし、あなたが不調を良くして元気になって「当たり前の日常を取り戻したい」と願うなら、私はあなたのチカラになれます。
絶対にあきらめないでくださいね^^
こばやし接骨院 院長 小林利忠
- 花田学園 日本柔道整復専門学校(夜間部)卒業
- 角谷接骨院(4年間修行)
- 医心堂染井整骨院(3年間分院長)
- あやせ駅前整形外科内科(3年間リハビリ主任)
- ティップネス吉祥寺(マシンジムトレーナー)
- フィットネスクラブ青山クエスト(パーソナルトレーナー)
- こばやし接骨院(平成21年3月開院)
- 柔道整復師(厚生労働大臣認定:国家資格者)
- 健康運動実践指導者(厚生労働省)
- 気導術(日本気導術学会)
- 山本操法伝承協会認定
- SAT調整法(日本SAT調整法協会)
- 救急法(日本赤十字)
- ケトジェニックダイエットアドバイザー
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