喉の不調:症例⑧

喉のつまり感・めまい・首肩が痛い

「飛行機、新幹線、高速道路が苦手…」

40代女性:主婦(パート)

症状

初回施術日:令和元年12月24日

  • 喉のつまり
  • めまい
  • 首を後ろに倒すと痛い
  • たまに頭痛がある
  • たまに手足が痺れる
  • 背中がこる
  • 腰痛がある
  • 膝が痛む
  • 寝てもすぐ目が覚める

所見

根本原因:ストレートネック(頚椎ヘルニア)

極度のストレートネック

 

頚椎ヘルニアをがあった為、防衛反応が過剰に働き結果的にストレートネックになった。頚部の筋緊張も著明である。無意識に首を守ったために、背中、腰、膝、身体全体がフリーズしてしまった。

 

そして、喉という守られる器官と検査で異常のないめまいももう身体が限界だよ…という脳からの「SOSメーセージ」である。

施術・経過

令和元年12月24日(初回施術日)

ストレートネック矯正:施術 頚部筋緊張緩和の獲得も図る

12月28日

眼瞼痙攣消失→脳の緊張緩和=頚部の弯曲出現へ

令和2年1月6日

腰部・背部の疼痛緩和→背骨S字カーブが再現される お正月に車に乗って実家に帰省できた

1月21日

柔軟性が回復へ→喉のつまり感有り めまいは消失へ 

2月5日

喉のつまり感が強く出る→顎を引く癖が有り→タオル枕を指導 身体状態は良し(体の痛みは消失)

2月21日

ストレートネック改善→洗髪時のみ喉のつまり感が再現される

まとめ

当院に来院した時は、かなり追い詰められた状態だった。行動範囲も制限されて車や電車に乗る行為にも支障が出ていた。

 

確かに、首にヘルニアを抱えていたのだが、それよりも症状が喉のつまり感になってしまったのは、長年、椅子座位時に脚組みがクセになったことである。

 

【なぜ脚を組むのは良くないのか?→身体が歪むから】歪みが進むと組まないと座れなくなる(※重症だと言っていい)

 

若いうちは脚を組んでも平気である。理由は筋肉が元気だからである。私たちは老化をするので、やがて傾きを跳ね返す筋力が弱くなる。

 

身体は車と違い、全てがつながっている。

 

一つの綻びが庇いあって、やがて傾きが大きくなり無意識に脚を組む。姿勢はその人の体調を表す。そのため、病院で検査しても異常なしの不調に陥る。