喉の不調:症例②

胃・食道のつまり感

30代女性 スーパー勤務(精肉担当)

初診日:平成28年8月2日

症状

  • 吐き気
  • 喉の圧迫感
  • 食道、胃のむかつき
  • 熟睡できない(夢ばかり見る)
  • 疲れやすい

15歳くらいから症状がある。メンタルクリニックで投薬も症状に変化なし。卵巣嚢腫あり。

所見

側弯

 

中学での部活は吹奏楽部でホルンを担当する。以来、症状が出る。

 

思春期の女の子に多い典型的な側弯(頸椎→右凸・腰椎→左凸)のタイプ

 

側弯の一次的原因と楽器を弾く姿勢での一方向傾くアンバランス姿勢の二次原因がきっかけになったと推測できる。

 

左の腰の筋緊張が著明。よって右の肩が挙高する。ストレートネックもあり。ストレス過多により眼瞼の痙攣が著しい(閉眼時もあり)

施術・経過

側弯の改善を徹底する。

 

熟睡できる体に変える。側弯の影響で骨格筋と内臓の緊張が強い。精神的ストレス↑のためストレス遮断法を施行する。

 

初回の施術で、夢を見なくなる。ストレートネックも和らぐ。右脚に筋肉の痙攣が出現する。

 

左腰凸の側弯が収まり右側荷重可になったと推測できる。4回目で眼瞼の痙攣が消失する。

 

低気圧が近づくと、喉の圧迫感(詰まり感)が再現する。5回目で不調の閾値10→2or3へ減る。

 

7回目(11月)で喉のつまりが完全に消える。

 

以降、インフルエンザや風邪を引くとのどに不調が出るも、体調の回復に伴いのどの不調は自然になくなる。

指導したセルフケア

  1. 正しい枕の使い方
  2. 赤ちゃん万歳
  3. 前屈
  4. 伸び

まとめ

側弯の影響大です。背骨は大黒柱です。背骨が左右に蛇行すれば、のどの通り道も狭くなります。

 

内臓も圧迫されます。とにかく、側弯を改善することだけでした。