不眠症:症例②

10年以上の睡眠障害

40代女性(主婦)

症状

初診日:平成28年11月1日

  • 首肩のこり
  • 腰痛
  • 手足の冷え
  • 生理痛(子宮の疾患あり)
  • 疲れやすい
  • 気分の落ち込み
  • 不安(ずっとこのまま?)
  • ドライマウス(カラカラになる)
  • 食欲不振(朝昼は無理に食べる)

服用歴8年(睡眠導入剤・抗不安薬・精神安定剤)、平成28年夏より減薬を始める。減薬前、寝つきは良くなかったがそれなりに眠れていた。

 

減薬後、睡眠障害が悪化する。2〜3時間位しか眠れず。23時就寝3時に目が覚める。午前中は倦怠感があり横になっている。

 

平成27年12月に交通事故でむち打ち損傷をする。首、胸、腰に痛み。さらに不安症状が増す。ブロック注射の副作用も出現する。

所見

【原因】

薬の副作用にて内臓疲労→自然治癒力の低下

 

体を触ると、筋肉の張力が著しく低下していた。健康な筋肉はある一定の弾力がある。例えると、ゴムの様な感じである。

 

そのゴム(筋肉)が伸び切ってしまった。内臓も筋肉なので、内臓も疲れ切って機能しなくなった。

 

薬を長期間服用し続けると、内臓が疲労する。体表面の筋肉(筋肉の張力低下)に内臓疲労のサインが出る。

施術・経過

筋張力(内臓疲労)を回復する施術とストレスを緩和する施術も同時に施行する。

 

初回の施術後、睡眠時間が伸びる(23:00就寝〜3:00起床→4:00or6:00)3回目で眠れる様になる。

 

減薬しても良い状態をキープできる。ほぼ薬は飲んでいない。

まとめ

薬に頼らざる得ない結果、症状は抑えられる様になった。しかし、いつの間にか薬の副作用で内臓疲労を起こし、自然治癒力が低下した。

 

不調が雪だるま式に蓄積され、自分自身の体の力で回復ができなくなった。そこで、また薬を服用する。どんどん症状が良くならない悪循環へ。

 

当院の施術がキッカケで、趣味のウォーキングができる様になり、改善へ向けて良くなるスイッチが入った。施術をする度に改善をした。

 

最後のワンピースが当院で入った模様。