喉の不調:症例④

喉のつまり感

31歳男性 運転手さん

症状

初診日:平成30年3月5日

  • 頭が「ぼーっ」とする
  • 首肩のこり
  • 疲れやすい

二年前から喉の詰まり感がある。病院で処方された漢方薬を飲めば、喉のつまり感はおさまっていた。しかし、最近なって薬が効かなくなった。

所見

原因

背骨

腰部:筋緊張(➕)

ストレートネック(➕)

 

腰が詰まり腰に引っ張られて首も詰まる。背骨の生理的弯曲(S字カーブ)が消失する。

 

背骨に沿って喉は走行している。つまり、背骨のカーブがなくなった為、喉が通り道(管)が狭くなった。

施術・経過

根本原因の改善

施術シーン

背骨の生理的弯曲の改善

 

初回の施術での印象は体の力が抜けない・・・いつも無意識下で緊張している感じ

 

完全に前屈みの前傾姿勢が強いられる体形である。まず取り組んだのが腰部の筋緊張の解放。すると、2回目の来院時に喉のつまり感がやわらぐ。3回目の時点でつまり感は改善される。

 

5回目の来院時では、仕事(運転手さん)が忙しくなると喉のつまり感は出るも、眠れば翌朝はつまり感は消えている。

 

体全体の筋緊張が著しく、両肩も挙高していた。力が抜けない状態に陥っていた。つまりリラックス状態が分からない。寝ても疲れが取れなかった。

まとめ

運転手

配送の運転手さんという職業柄、座った状態を強制保持され、また荷物を運ぶので体には負担大です。

 

そして、患者さんの体型が筋肉質というのも影響している。特に上肢の筋量が豊富な為、大胸筋が両肩を引き挙げて首がつまる。

 

体型によって首がつまり、仕事で腰が緊張した結果、背骨のS字生理的弯曲が消失して、喉がつまる症状に陥ったと考えられる。