胃の不調:症例①

胃が気持ち悪い…

20代女性 無職

症状

初診日:平成30年2月8日

  • 食欲がない
  • 胸に圧迫感がある
  • 手足が冷える
  • 肩がこる
  • 頭痛
  • 生理痛
  • 下痢

既往歴:卵巣嚢腫 「外に出て気軽にショッピングや美容などに行きたい」年末に病院へかかる。薬が処方される。

所見

原因

胃下垂

胃下垂

 

胃の圧痛箇所がヘソ下であれば胃下垂と推測できる。胃は筋肉で構成されている袋です。胃が下がれば、袋が下方へ伸びる。

 

当然、胃は緊張状態に陥る。食べ物が入るスペースが無くなる。無理やり食べても胸が苦しくなる。内臓の不調が肩こりや頭痛として体表面に出て来た。

施術・経過

根本原因の改善

カレーライス

胃下垂の改善

 

3回に分けて胃を挙げる施術を施行する。初回の施術6日後に食欲が出てくる。胸部の圧迫感も軽減される。

 

左腰部の痛みを訴える。2回目の施術後、肉が食べれるようになる。自律神経の不調は軽減される。しかし、頭痛が出る。反動が出た為と推測される。

 

2月末の寒暖差により不調になるも、自分の体の力(自然治癒力)で少しづつ回復できるようになる。4月から仕事に復帰する。

セルフケア・生活習慣動作の改善項目

  • 胸郭拡大ストレッチ(1分間)
  • 背骨解放ストレッチ(10秒間)
  • 座り方の指導(←横坐り厳禁)

まとめ

横坐りの女性

元々は健康体でした。ズバリ座り方です。横坐りや股関節を開いて座っていた為に骨盤が下方に下がった。

 

そして、時間の経過とともに内臓の位置も下がってしまった。結果的に体に負担の掛かる座り方により体調を崩したと考えられる。

 

子どもの頃の誤った座り方の癖の蓄積が、大人になって自律神経の不調として溢れてしまった。おそらく既往歴の卵巣嚢腫も同様と考えられる。