突然、眠れなくなる。寝つきも悪い。薬を飲めば30分後くらいに4時間くらい眠れた。しかし、薬を飲んでも眠れなくなる。これまで通りの日常生活がしたい。
51歳:女性(パート)
不眠以外の症状
初回施術日 令和4年10月4日
- うつっぽい
- 吐き気がする
- だるい
- そわそわする
- いつも不安
- 左肩が挙がらない
- 食欲不振
服用していた薬
- 抑肝散加陳皮半夏
- トフィソパム
- ゾルピデム
所見
根本原因:腰椎椎間関節(L4/5)の左側へ変位
左側へ大きく正中線が傾く→椅子座位時に常時、脚を組んでいた。
下半身が左側に大きく傾くと、頭は右側に傾いてバランスを取ろうとする。その結果、頚椎椎間関節(C4/5)は腰椎とは反対側の右側へ変位する。
また、左肩が挙がらないのは、右側へ倒れる頭部を守ろうとして常に左肩に力が入っている。頭の中には脳がある。その脳は脳脊髄液に水平に浮かんでいる。
脳が傾くと、脳は呼吸できなくなるので、本能的に水平状態を保持しようとして、頚椎椎間関節や肩甲上腕関節に過度な負担が生じる。
下半身は左へ傾き、上半身は右へ傾く。脳はいつもストレス状態。だから、眠れない。眠れないと脳が休まらないので、不安になる。緊張するので吐き気も出る。
脳は「もうこれ以上このねじれた体はツラすぎるよー」というSOSのサインが不眠という現象だ。本質はL4/5の変位である。
施術・経過
令和4年10月4日(初回施術日)
頚椎と腰椎のそれぞれの変位を調整→無理やり首をバキバキ、ボキボキするような乱暴な施術はしません。
10月11日
眠れる日もあり、そうでない日もあり、波あり→腰椎4/5の左変位が少し減少する
10月17日
左L4/5中心→食欲が出る(胃は左に位置するので正中線に体軸が戻る)薬で4時間眠れた(今は眠れることが重要)
10月24日
頚椎と腰椎の変位が減少する→全く眠れず(変位した体を本来の自分と認識してるため)
10月31日
下腹部に生じたしこり様な緊張がなくなる→ザワザワ感あるも5日間眠れた(11月から仕事へ復帰)少しずつ薬の量が減る
11月14日
頚椎・腰痛とも変位消失・左肩挙上痛消失→完全に眠れる(薬を飲み忘れるくらいになる)
11月28日
金沢一人旅へ(娘さんに会う)
12月12日
主訴が左肩の痛みに再現→胃を中心に施術する
12月26日
左肩に変化なし→再び胃の施術を施行
1月16日
主訴が背部の痛みへ→胃腸の施術を施行
2月6日
左肩・背部とも痛み消失へ→胃の位置が本来の場所へ挙がる(食欲が戻る)
3月7日
春になり、眠りや胃の不調を訴えるも、季節の変わり目なので心配なし(頚椎・腰椎・左肩・背部:問題なし)
4月11日
部屋の模様替えを開始する(以降、月1回ペースでメンテナンスで来院)
まとめ
椅子座位時、常に脚を組んでいたせいで、体が完全に傾いてしまった。傾いた体が自分の体なんだと脳に誤った認識が完全にインプットされた。
年齢とともに筋力が減少し、傾いた体を自らの体力で正すことができなくなる。今回はたまたま、不眠や胃の不調という現象で表に出てきた。
人によっては頭痛、めまい、耳鳴りなどを訴える。常に脚を組んでいたので、下腹部にまでしこり(内臓の緊張)が確認できた。かなり悪い癖が体についてしまった。
以前は食事中も脚を組んだいたようだ。やはり、姿勢は大事だ。
ある程度、正しい姿勢(体の位置関係)でないと、いくら良い食べ物を食べても筋トレしても、ある一定の年齢になると不調に負ける。
体が大きく傾くと、脳も内臓もストレスにさらされるので、症状が進むと脳血管疾患やガンなどにつながるリスクがある。
しかし、土台である骨格をあるべき位置に戻すると、内臓も整うので、食事や運動効果が掛け算になる。年齢に関係なくずっと元気で過ごせる。
つまり自然治癒力がしっかり働く。
姿勢とは、まさに「すがた」に「いきおい」である。完全に良くなるまで、時間を要したが、通っていただけたことに感謝しかない。ありがとうございます。
運営者情報
初めまして!こばやし接骨院の院長、小林利忠です。
症状ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今、どんなことに悩んでますか?
- 病院で検査をしてもよく分からない不調に悩んでいる
- 薬を飲まずに良くなる方法を探している
- 私と同じ不調の人は良くなっているの?
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- 他院では思うような望んでいる効果が出てないけど、もし行ったら本当に良くなる?
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当院へいらっしゃる方は本当に様々な悩みを【複数】抱えています。
私は不調の原因がよく分からない症状をこれまで数多く診てきました。
一般的な院よりも経験数はケタ違いであります。良くなった人、また、良くならなかった人も多くいます。しかし、すべてが私の財産です。
だから、どんな悩み、どんな心配事も遠慮なく言ってください。安心して大丈夫です。
良くなる過程は人それぞれで、順調に良くなる場合もあれば、良くなったりその反対を何度も繰り返して、緩やかに改善することもあります。
または、10回施術しても・・・だったけど、11回目で劇的に変化することもあります。
人の体は不思議なもので「小さな宇宙」のように感じられます。
ただひとつだけ、はっきり言えることがあります。それは…、
「今どんなに不調でも、いつだってあなたの体は良くなりたいチャンスをずっと、ずっと待っている。」
これまで施術経験25年以上で自律神経に特化したオリジナル施術「The deep impact整体術」を生み出しました。
おかげさまで実績は口コミの数と内容が「証拠」だと思っています。ありがたい限りです。感謝です。
もし、あなたが不調を良くして元気になって「当たり前の日常を取り戻したい」と願うなら、私はあなたのチカラになれます。
絶対にあきらめないでくださいね^^
こばやし接骨院 院長 小林利忠
- 花田学園 日本柔道整復専門学校(夜間部)卒業
- 角谷接骨院(4年間修行)
- 医心堂染井整骨院(3年間分院長)
- あやせ駅前整形外科内科(3年間リハビリ主任)
- ティップネス吉祥寺(マシンジムトレーナー)
- フィットネスクラブ青山クエスト(パーソナルトレーナー)
- こばやし接骨院(平成21年3月開院)
- 柔道整復師(厚生労働大臣認定:国家資格者)
- 健康運動実践指導者(厚生労働省)
- 気導術(日本気導術学会)
- 山本操法伝承協会認定
- SAT調整法(日本SAT調整法協会)
- 救急法(日本赤十字)
- ケトジェニックダイエットアドバイザー
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