めまい:症例①

フワフワする

40代男性 会社員(SE)

症状

初診日:平成28年6月27日

  • 首がこる
  • 背中がこる
  • 頭がスッキリしない
  • 汗をかく
  • 寝た気がしない(不眠)
  • 疲れが取れない

平成28年1月に病院で安定剤、ビタミン剤を処方される。検査も受けるも異常なし。症状に変化がなくネット検索をして来院する。

所見

体が右へ傾く

【原因】

右側に体が大きく傾く

 

システムエンジニアという職業柄、長時間デスクワークを強いられる。体が徐々にどちらか一方に傾く。

 

そして、傾きを修正しようとして無意識に脚を組む。右脚を上にして組んだ結果、正中線に対して、右へ体が大きく逸脱する。

 

傾きを維持しようとして両膝も痛みが生じる。主訴が右側の首・背中・および両膝。自覚症状はないが、腰部の筋緊張が著しい。

 

そして、眼瞼の痙攣も強い。精神的、肉体的ストレス過多な状態。表情もこわばる。首はストレートネックではない。骨格系の変位はない。

 

眼精疲労と長時間のパソコンでの不良姿勢で、筋肉の不均衡を生じた結果、頭部の位置が右へ傾きめまい症状が出る。

施術・経過

【根本原因】腰部の筋緊張

 

体幹(腰部・股関節)を中心に施術する。1回の施術でめまい症状は軽減される。腰部の緊張と眼瞼痙攣の改善をする施術を施行する。

 

3回目、終了時点でランニングができるまでに改善する。しかし、疲労が溜まると頭痛が出現する。長時間の座位姿勢は血行不良を招く。

 

骨格筋の約70%は脚に集まっています。座位でいると血液が下に落ちてしまうので、疲れが抜けない状態になる。

 

また、パソコンの光るモニターを凝視していると、眼精疲労になる。眼精疲労=脳疲労。つまり、脳疲労を起こすと、自然回復力が低下する。

 

頭痛、頭がボーっとする、寝ても疲れが取れないなどの負のスパイラルに陥る。

まとめ

仕事上、パソコンは欠かせません。また、スマートフォンも必須です。多くの方は、長時間のパソコン姿勢で体調を崩します。

 

施術をきっかけに体調が回復すると、関節の可動域(動く範囲)が広がるので、歩幅が広がり歩くスピードが早くなります。

 

特別にスポーツクラブに通う必要もないし、時間を作って走らなくても大丈夫です。なぜなら、人間は動物だからです。

 

動くことが本能だから、施術で体調を戻すと無意識に動くようになるからです。

 

体調が悪いと、誰だって視線が下がります。一旦、体調が良くなると、視線が上がります。視線が上がると、行動力も上がります。

 

つまり、何でも楽しめるようになります。やはり、真面目で責任感の強い方ほど、体調を崩す傾向があります。

 

でも、また良くなれば、「どうすれば良い状態を維持できるのか?」が自分なりにわかるようになります。

 

当院では、あなたの良くなる引き出しにセルフケアや正しい知識など、色々詰めてあげます。

 

そうすると、施術院に頼らなくても、自分自身で体をコントロールできるようになります。(←当院の強みです)