顎関節症:症例①

右顎が狭い→噛み合わせが良くない(開口時外れる感じあり)肩こり・めまい

20代女性:美容師

症状

初回施術日:令和元年10月21日

  • 歯磨き時、あくび時、顎が外れる感じがある
  • ひどい肩こりがある
  • 不調を我慢していると頭痛が出る(→たまにEVEでごまかす)
  • めまいで何度か満員電車で倒れた
  • 手足の痺れもある
  • 良く眠れない

めまいが常にある。その為、満員電車に乗るとめまいが強くなり何度も倒れている。

所見

根本原因:下顎骨→左側変位(右下顎:狭少)

顎関節

先天的に顎関節が変位している。

 

顎は噛むので筋力が非常に強い→咀嚼筋(咬筋・側頭筋・外側翼突筋・内側翼突筋筋)は4っの筋肉から構成されている。

 

常に左側に強力に引っ張られている。顎は首に付いている。首は肩につながっている。

 

顎→首→肩の筋肉が左側にいつも過緊張状態 その為、口が真っ直ぐに開かないので、開こうとすると脱臼感が起こる。

 

顎関節の関節円板(パッキン)に異常はないと思われる。

施術・経過

令和元年10月21日

顎関節:調整施術 

10月29日

肩こりが楽になる→右下顎の狭少感が減少

11月6日

顎の脱臼感が1回のみだった 駅のホームで人と衝突して首肩に痛み出現する

11月20日

肩こり・めまいが減少→楽に仕事ができる

12月17日

咀嚼中に脱臼感あり→開口時指3本縦に入る 

令和2年3月31日

顎の脱臼感あり→肩こり、めまいはほぼ消失する 仕事(美容師)で首がこるも眠れば回復する

まとめ

先天的に顎関節にズレがある。前歯が凸気味なので歯列を変えると、顎関節自体もっと良くなる。しかし、懸念である電車で倒れる危険なめまいは解放された。

 

関節円板の異常ではなかったので、比較的スムーズに改善された。計画的に施術に通ってくれたことが、早期回復の要因だ。

 

美容師になって体の不安なく、健康で元気で明るく前向きに仕事だけでなく、私生活も送れることが非常にうれしい。